lanケーブルを利用する場合には、その種類を適切に認識して利用することが必要となります。一般的にPCやサーバーなので利用されるものは10BASE-Tと呼ばれるもので、現在では一般的な汎用のケーブルとなっていますが、これは実際には信号のインピーダンスが非常に高いことが特徴であり、そのために高速の通信や長距離で使用する場合などには不向きとなっていることに注意をしなければなりません。lanケーブルにはその他にも様々な規格があり、従来は10BASE-5や10BASE-5などがよく利用されていました。これらは比較的長い距離を接続することができるものとなっていますが、様々な制御方式が異なる面もあり、高速通信には向かないといった欠点もあります。
しかし従来型のコンピューターの中にはこのケーブルを使用しなければならないものも多いため、注意をしなければなりません。lanケーブルは最近では、10BASE-T以外のものはなかなか手に入りにくくなっている傾向があります。しかし中古のlanケーブルの中には形状は同じでもその規格が異なっているものも多いので、注意が必要です。新品で購入したものは規格が明記されているので安心して利用することができますが、正規に入手したものでない場合にはこれを誤ってしまったために接続ができなかったりといったトラブルが発生することも多いものです。
lanケーブルには様々な種類があることを十分に意識し、適切に利用することが必要です。
