配線ダクトは今では市民権を得た設備で、学校や会社のほか病院などでも目に出来るものです。一般家庭でも導入をされており、数多くの家電製品の電源コードを綺麗に一か所にまとめるのに役立っています。一般的な配線ダクトは壁や床の目立たない箇所に固定して設置をしており、その内部にケーブルを入れて活用をします。固定されているため、頻繁に設置場所を変える家電には不向きな設備といわれることもありました。
1970年代に開発された配線ダクトは、現在では各社メーカーが色んなアイデアを含めた商品で構成されています。そのアイデアを凝縮したものとして、「レールタイプ」という商品もあります。このレールタイプのダクトの魅力は、天井に設置したレールによって自在に電源ケーブルを動かせるという点です。レールそのものが配線ダクトとなっており、天井の内部に電源ケーブルを隠す隠ぺい工法で設置をなされるものです。
一般家庭には普及はしていませんが、病院や自動車生産工場では利用をされています。この配線ダクトの活用事例を挙げてみると、先述した場所以外でも利用価値があることがわかります。たとえば美容室であればドライヤーやバリカンなどは客席に持っていって使用をします。使うたびにコンセントに差し替える必要はなく、レールに沿って移動ができるでしょう。
会社のオフィスでもノートパソコンに使用すれば座席を移動するのが楽で、自由な範囲で業務を遂行することが可能です。