電気製品をたくさん使用すると、その数と同じだけの電気ケーブルが必要となります。一般家庭でも昨今は1つの部屋で10台以上もの家電を備えている所は珍しくなく、コンセントに常時つなげていることでしょう。そのままの状態だとケーブルで足を引っ掛ける恐れがあるので、綺麗に片付けるのが望ましいです。その役に立つのが配線ダクトであり、近年は新築のマンションでは最初から備えているところも珍しくなくなりました。
配線ダクトにはいろんな種類がありますが、そのなかでも家庭向けなのがセットアップ式のものです。ここで簡単に、セットアップ式の概要をご説明しましょう。通常の配線ダクトは壁や天井の内部に埋め込むものが多い傾向です。隠ぺい方式とも呼ばれる施工となり、外側から見えないというメリットはあります。
ただし、工事をするには必ず壁ないし床を取り除かないといけないので、非常にコストが掛かるのがポイントです。この施工とは反対に、外付けというスタイルで取り付けるのがセットアップです。化粧カバーを壁などに取り付け、あとは家電のケーブルを収納するだけで見栄えを良くできます。このセットアップは活用し易いのも特徴で、材料さえ揃えれば自分で取り付ける事も可能です。
ホームセンターやネットショップで化粧カバーは販売されており、太さや長さ・カラーが異なる商品を自由に選べます。電気コタツや毛布などのケーブルを収納できるので、大変便利です。