配線ダクトは、会社内や商業施設や病院など、比較的大きな建物内で使われることが目立ちます。一般的な住宅でも昨今は電気製品が充実していることもあり、使っている住宅は増えていますが、外壁に対して施工する際には、美観を損なわずに加工をしてから設営する方法はあります。外壁に施工するには選ぶ配線ダクトは屋外用を選ぶことが必要とされ、雨や台風にも強い素材から選べば設置自体は問題はありません。美観を重視する方は、配線ダクトに塗装を施す方法があり、例えばダーク系カラーの外壁に対し、ホワイトやグレーのタイプを使ってしまうと不自然さが目立ってしまいます。

白い外壁に対して白い配線ダクトを選ぶ方法では何ら問題はありませんが、現在の住宅の外壁はカラーバリエーションが豊富なので時代にそぐうように加工をすることが最適です。塗装方法はいくつかの作業工程が必要になり、塗装をする際には戸建て住宅であれば敷地内に新聞紙などを養生テープで固定してから、塗装場所を作り出すことから始まります。ダクトの素材による違いはありますが、表面がツルツルしている場合は、サンドペーパーや耐水ペーパーを用いて敢えて傷を付ける作業が必要です。この理由は傷を付けることにより塗料の密着性を高めることができることです。

次のステップは下塗り塗装を十分に行う作業になり、スプレー式の下塗り剤を購入し全体に塗り広げることで更に密着性を高められます。乾燥後には、2回から3回程度に分けて外壁に合うカラースプレーを利用することで美観を損なわずに上手く加工を行えます。カラースプレーは一般工作用ではなく、油性塗料で品質の良いタイプを用いることも大切です。