数多くの電源コードを一か所にまとめるためには、配線ダクトという設備を使用します。日本では以前は会社や学校・商業施設などの場所で限定して使用されてきましたが、現在では家庭でも多くの家電を保有しているため、新築段階でダクトを備えていることも珍しくなくなりました。上手く活用すれば、床に散乱しがちとなるケーブルを綺麗にすっきりと片付けられて、お子様や年配者が足を引っ掛けるという問題を避けることも可能です。配線ダクトに収納できるものは電源ケーブルはもちろんのこと、通信機器のlanケーブルなども一緒におさめることが可能です。
ただし、この通信機器のケーブルを入れる際はノイズを発生させないようにする特殊加工を施しているものを使用するのが望ましいです。通信機器の場合、電磁波の影響を受けると通信速度が大幅に低下する性質があります。電子レンジやテレビなどは電源コードそのものからも電磁波を発しているため、同じ配線ダクトの中にlanケーブルを収納するのは都合が悪くなります。そこで活用をしたいのは、配線ダクトの内部に仕切りを設けているレールタイプです。
このダクトはホームセンターやECサイトでも1本500円前後で販売されており、外付け工法という形でセルフ設置をすることもできます。ケーブル同士が接触するのを仕切り板で防いでいるため、電磁波の影響を受けることはありません。通信機器のケーブルを収納する際は、このレールタイプを導入しましょう。配線ダクトの機器のことならこちら